01JUL.2024
【コラム】麻と夏の風物詩
コラム
当コラムは、7月に公式オンラインストアでご購入頂いた方への同梱物より抜粋したものです。
エリクシノールのヘンプCBD製品に使用されるヘンプ(麻)は、意外にも日本の伝統的な作物です。この植物は長い歴史を通じて日本で活用されてきたため、日本の原風景とも深く結びついています。今回は、ヘンプ(麻)と日本の夏の風物詩との関連性についてご紹介します。
蚊帳(かや)
エアコンの普及などにより、今は滅多に見かけることのない「蚊帳」。織地にはヘンプやラミーなどの麻糸が多く使用されてきました。麻の熱伝導性・吸放湿性が高いことから、麻の蚊帳の中は外気に比べ1度ほど温度が低く、とても快適だったとされています。

お盆の迎え火・送り火/精霊馬(しょうりょううま)
「迎え火」と「送り火」は、お盆の始まりと終わりに、先祖の魂を迎え、送り出すための大切な行事です。この送り火・迎え火には、現在でもオガラ(麻の茎)が一般的に使われています。
また、東日本で見られる、お盆に神棚に飾るナスやきゅうりを馬や牛に見立てた精霊馬にも、オガラが足として用いられています。


打ち上げ花火
日本の夏を彩る打ち上げ花火は、江戸時代から続く美しい夏の風物詩です。空に飛んだ花火玉を爆発させる「割火薬」には、麻炭(茎を炭化させたもの)が使用されています。麻炭は非常に多孔質で軽量なため、花火は均一に広がり、大きく美しい花火となるそうです。

以上、ヘンプ(麻)と日本の風物詩との関連性を一部ご紹介させていただきました。夏の暑さを和らげ、明かりを灯して、夜空を彩る ———— 麻について深く学べば学ぶほど、その魅力と多様性に驚かされています。
夏だけでなく、他の季節にもヘンプ(麻)が身近なところにあるかもしれません。是非、周りを探してみてくださいね!