
心地いい暮らしを送るスペシャリストたちVol.21 伊勢丹新宿店 メンズ館 アシスタントバイヤー 馬越恵さん
心地いい暮らしを送るスペシャリストたち 2023.10.05
『エリクシノール』は、伊勢丹新宿店 メンズ館 コスメティクス売場で販売いただいています。今回の『心地いい暮らしを送るスペシャリストたち』のゲストは、メンズ館1階 コスメティクス売場を担当するアシスタントバイヤーの馬越恵さんです。
馬越さんはビューティアポセカリーで長年販売を担当し、アシスタントバイヤーに。2年間担当した後、メンズ館1階 コスメティクス売場の担当になりました。アシスタントバイヤー歴8年、メンズ館1階 コスメティクスの担当6年目を迎える馬越さんが、CBDに着目した理由や売場を通して届けていきたいことなどをお話しいただきました。
メンズ館1階 コスメティクス売場で取り扱う製品を選ぶ際、どんなところを大切にしていますか?
製品を選ぶ際は歴史やストーリーなど、ブランドが持つこだわりを一番見ています。ただ、メンズ館を担当し始めてからは、その前に担当していたビューティアポセカリーとの違いを感じました。
例えば、メンズ館では「洗顔フォームを使って顔を洗わないといけないんですか。1日に朝晩2回、洗わないといけないんですか?」などの質問を受けることがあり、健康や美容に対する知識や意識の違いにギャップをとても感じました。
近年は美容男子という言葉が使われていますし、メンズ館を訪れる方は美容意識が高いように感じます。
はい。身だしなみという意味では意識を高く持っていらっしゃる方が多いと思います。ただ、美容と言われるとすとんと落ちてこない方もいらっしゃるので、スキンケアやインナーケアも含めて身だしなみの向上。ファッションと同じように健康や美容でも身だしなみを通して男性が変わるきっかけの場になるように心掛けています。
そして、健康、睡眠、運動などメンズ美容の枠を超えたウェルネスサポートを大事にしていただきたいという思いからも、より深く、広い意味での身だしなみとして提案をしています。

身だしなみ向上として健康や美容を心掛けるうえで、製品のクオリティやトレンド感など、いろんな視点があると思いますが、どんなことを考えながら売場を作り上げていますか?
流行のものを取り扱うことはもちろんなのですが、「これから流行らせたい!」という製品やコンセプトも含めて発信、提案をしています。まさにCBD製品は、これからみんなに使っていただきたいと思って取り扱いを始めました。ウェルネスサポートにつながるトレンドアイテムを揃えると同時に、新しい自分に出会えるための売場を作っています。
CBD製品に関しては、ビューティアポセカリーでの経験を活かしながらメンズ館でも取り扱いを始めました。
先ほど、ブランドの背景を一番見ているとお話しいただきましたが、『エリクシノール』のどんなところに共感しましたか?

私が『エリクシノール』を知ったのは、日本で最初に扱うCBDブランドとして製品を紹介していただいたことが始まりです。その後、『エリクシノール』代表の松丸さんが主催されたイベントで、麻布大学のパトリック・コリンズ教授のお話を聞いたことでCBDの良さや歴史を深く知ることができました。
まだ知られていない製品を取り扱う際は、社内からさまざまな声があがると思うのですが、CBD製品の時はどんな感じでしたか?
わからないことに関しては、どうしても拒否反応が出てくると思います。だからこそ、知ってもらうことが大切なので、まずはみんなに使ってもらいました。使ってもらったうえで理解してもらおうと。
また、取り扱いが始まる際にはエリクシノールさんに勉強会を開いていただき、販売スタッフへの理解を深めました。今では日常的に取り入れている社員がたくさんいます。

馬越さん自身はどのようにCBD製品を取り入れていますか。
私はさまざまなタイプを取り入れているのですが、現在は、香りが好きな『CBDレスキューロールオン』をデスクに常備しています。デスクワークの合間に首筋に塗ってリフレッシュしています。同じくロールオンのアイテム『ボタニカルCBDフレグランス BALANCE』の香りも好きです。

CBD製品以外でもデスクに常備しているセルフケアアイテムはありますか?
はい。こちらも香りが好みな『アスレティア』のミストタイプローションと、『E3 Live Blue Majik』や青汁を入れたドリンクです。いつも緑色のドリンクを飲んでいます(笑)。
私自身も香りは大切だと思っているのですが、実はメンズコスメ全体で見てもフレグランスはとても人気です。コロナ禍を経て、これまでと違ったスタイルでフレグランスを取り入れている方が増えています。例えば、アロマを楽しむようにフレグランスを家で取り入れるなど、自分のために楽しみたいという認識が広がっているように感じています。
ときに売り場では、「どんなスキンケアアイテムを選んだらいいですか?」と、質問を受けることがあります。そういう時は効果効能よりも好きな香りで選ぶことをおすすめする場合もあります。まずは好きになってもらうことが大切なのではないかと思っています。
ますますメンズコスメの需要は高まりそうですが、今後はどのように展開していきたいとお考えですか?
CBD製品の取り扱いが始まった時に、もっとライフスタイルを豊かにするアイテム『インナーサポート=ウェルネスサポート』を充実させようと、スキンケアはもちろんですが、これまでは取り扱いが少なかったサプリメントやヘアケア、ハンドソープ、ルームフレグランスなどを増やしました。

例えば、毎日顔を洗っていると、「今日の肌は調子がいいな」と思う時がありますよね。そのちょっとした時間が自分と向き合う時間になっていると思うんです。洗って清潔にすることも大切ですが、自分の肌に触れる感覚も大事。だからこそ、自分と向き合う時間を大切にすることをもっと伝えていきたいです。
そのベースには、もっと健康になってほしいという思いがあります。頑張っている人も多いですし、だからこそ疲れている人もいると思います。もっと自分に向き合って、自分を労わってほしいので、そういう時に取り入れたくなるアイテムを充実させていきたいと考えています。
PROFILE
馬越恵さん
伊勢丹新宿店 メンズ館1階 コスメティクス アシスタントバイヤー。2004年、伊勢丹に入社。伊勢丹新宿店 本館地下2階 ビューティアポセカリーでボディケア・ヘアケアなどの化粧品からナチュラルフード、ナチュラルワインなど幅広く担当。2018年4月よりメンズ館1階にてコスメティクス&フレグランスを担当。
Instagram:@isetanmens_cosmetics
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