
心地いい暮らしを送るスペシャリストたちVol.20 パーソナルトレーナー 加藤康子さん
心地いい暮らしを送るスペシャリストたち 2023.09.20
今回のゲストは、加圧とピラティスを組み合わせた独自の“ゆる圧(R)ビューティメソッド”を開発した、トレーナーの加藤康子さん!
約40年、健康と美に向き合ってきた加藤さんが考える健康について。そして、トレーニングを続けられる秘訣などを教えていただきました。
加藤さんが考える健康について教えてください。
トレーナーを始めて約40年、自分自身が年齢を重ねてきたこともあり、20代、30代、40代、50代、60代で健康への向き合い方が変わってきます。私自身が20代の頃、50~60代のお客様から聞いていたことが、その年代になったことで身に染みてわかってきたところもあります。正直、40代まではそこまで感じませんでしたが、50代、60代と重ねていくと「こういうことか」と。
20代の時の健康は、やっぱり見た目重視だったところがあります。当時はダンスをしていたこともあり、「動きたい!」「踊りたい!」という意識が強く、ケガして初めて「ケガをするんだ」ということがわかりました。
30代になると、回復力が20代とは違うと感じて、「今までと同じようにやっていたらいけない」と。40代の後半になってくると更年期の症状や老眼などの変化も出てきます。それまではまったく痛みのない生活をしていたのが、「なんか肩が痛い」「首が痛い」「腰が痛い」、さらには疲労感が残ります。40代、50代は痛みがあっても解消できますが、60代になると解消できない人も出てきます。そうなると、動きたいということよりも、痛みがない状態を作ることに意識が働きます。
確かに、痛みがあるか、ないかというだけでも、身体への向き合い方が変わってくると思います。
はい。見た目重視のために頑張る年代があり、そこから「健やかに過ごしたい」「気持ちよく過ごしたい」「自分のやりたいことができる身体でいたい」など、ずいぶんと変化していきます。60代の現在の私は、痛くない身体作りがベースにあります。痛くない、病気ではない、いわゆる普通の状態を維持すること。

その考えのもと、トレーナーとしてもひとりひとりに向き合っていらっしゃるのですか?
はい。だから、きちんと向き合えるパーソナルというスタイルにしましたし、その人と一緒に進んでいきたい、その人を知りたいという思いで取り組んでいます。
具体的なプログラムとしては、加圧とピラティスを組み合わせたオリジナルメソッドになりますが、どのように完成したのですか?
私自身が、無駄が嫌、結果が出ないのも嫌、時間が長いも嫌、きついも嫌なんです。運動するのは好きという気持ちはありますが、例えば、ダンスをしていた時は踊れる身体を作るためにトレーニングはするけど、それ以外のトレーニングは好きではありませんでした。
でも、運動をして血流を促し、酸素を導入して、その結果、成長ホルモンが出るというように、科学的な理論があります。加圧も、ピラティスも、リハビリで取り入れられているプログラム。だけど、どちらかだけだと物足りない、個別に取り組むと時間が足りないとなるので、組み合わせました。
個別に取り組むものだと思っていたので、加圧、ピラティス、それぞれに向いている人……ということを教えていただこうと思っていたのですが、組み合わせることで相乗効果も含めて、より効率よく取り組めるということなんですね。
加圧、ピラティスに向いている人を答えることはできるのですが、極論、向いていない人はいないと思っています。加圧の場合、血管がある人でしたら誰でも可能です。「私、加圧に向いてないんだよね」という人は、トレーナーとの出会いが悪かったんだと思います。
そう思う理由は、加圧やピラティスが術後のリハビリとして病院などで取り入れられています。きちん理論があるものに関して、向いている、向いていないということはないと思うからです。
向き・不向きではなく、トレーナーさんとの関係性が構築できるかどうか。それがトレーニングを続ける秘訣でもありますか?
はい。例えば、洋服を買う際は試着をして、「これはいい、これはダメ」と選別しますよね。トレーナーとの出会いも同じです。「なんか合わない」と思ったら、違うトレーナーを探してみてください。

加藤さんのトレーニングではCBD製品を取り入れていると伺ったのですが、CBDとの出会いを教えてください。
2012、3年頃の話だと思いますが、その時、歯が痛い状態でロスに行く予定があり、いろんな痛み止めを持って行きました。すると、現地にいる知人から、「痛み止めではなく、CBDを取り入れてみたら」と言われて、「なにそれ?」と。
当時のLAは、まだCBDが浸透してない時だったのですが、「てんかんの治療などに使われているんだよ。試してみて」と言われて、「どうなのかな……」と思いながらも飲んでみました。すると、いつもの痛み止めだと効き始めるのに約30分かかるのですが、CBDを飲んだ時は約5分後には痛みがやわらいでいました。
その時は、日本に持って帰ることはできなかったのですが、2~3年後に日本でも取り扱いが始まって「やったー!」と。
どのようにトレーニングに取り入れていますか?
ひとりひとりに合わせてというのが前提になりますが、例えば、ビューティプログラムでは、体内の老廃物などを流す時に『フレーバーCBDオイル』シリーズの中からその方に合わせてフレーバーをセレクトします。そして、『アメロ デザインクリーム(写真左)』(¥6,880)や『ボディデザインクリーム―FOR FACE & BODY―(写真中)』(¥6,600)にたっぷり混ぜ合わせて、首や肩などに塗っていきます。もし、イライラしているなど、気持ちが不安定な状態の場合は、舌下摂取をしていただくこともあります。
加藤さんご自身が取り入れる場合はどうですか?
家のいろんな場所に置いているので、その時々で舌下摂取をしたり、お風呂に入れたりしています。身体の中に入れられるというのは一番安全なので、安心してクリームにも混ぜることができます。

CBDをクリームに混ぜて取り入れるメリットを教えてください。
CBDが持つ抗炎症作用に期待しています。理論で言うと、身体は炎症することで再生しています。でも、炎症しっぱなしだとサビになり、悪影響です。例えば、むくみも炎症の影響です。
ただ、運動をすると必ず炎症をするので、CBDを混ぜたクリームを塗布することでやわらげることにつながります
時代の流れとともに健康意識に変化はあると思いますが、今後を踏まえて、トレーナーとしてどのように向き合っていきますか?
トレーニングは1対1のように見えて、そのひとりの方の周りにはたくさんの人が存在しているので、実はすごく大きな影響、働きがあると思っています。スタッフにも、「この人を幸せにしたら周りの人みんなが幸せになるから、幸せにしていこう」と、よく話しています。
その方の健康に、一緒に向き合いながらトレーニングをして、終わった後、笑顔で帰っていただけたら嬉しいです!
PROFILE
加藤康子さん
StudioBodyDesign主宰。独自のメソッドゆる圧ビューティを開発し、ひとりひとりの健康と美を追求。現在、『麻布スタジオ』『渋谷スタジオ』を展開し、著名人や女優、モデルなどの身体作りもサポートしている。『ゆる圧めぐる美ダイエット』(扶桑社)など、著書多数。
Instagram:@yasuko.kato.yuruatsu
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