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成人の約4割は睡眠に問題あり?いい睡眠に必要なこと
成人の約4割は睡眠に問題あり?
いい睡眠に必要なこと。
Summary
●睡眠は心身の健康維持に不可欠
●睡眠障害の要因は複合的
●生活習慣の見直しから始めてみる
毎年、3月と9月に睡眠の日が定められているくらい、睡眠がQOLの向上や規則正しい生活リズムにつながっているという認識が広まってきています。そこで、改めていい睡眠の必要性について考えてみたいと思います。
なぜ睡眠が重要なのか、いい睡眠の定義はあるのかなど、正高先生に伺いました。
正高佑志先生
1985年京都府生まれ。熊本大学医学部医学科卒。『一般社団法人GREEN ZONE JAPAN』代表理事として、大麻草の安全性や有用性に関する啓発活動に従事している。CBDの健康力に関する追跡調査と学術報告を行い、大麻取締法改正への道筋をつけることに貢献した。著書に『お医者さんがする大麻とCBDの話』(彩図社)、『CBDの教科書』(ビオマガジン)がある。
睡眠は心身の健康維持に不可欠
-睡眠の重要性は広まってきていますが、改めて、睡眠の大切さを教えてください。
寝不足の日は、集中力が続かない、いつもはしないミスをしがちということを経験したことがある人もいるのではないでしょうか。僕自身も、寝不足の日は何をしても楽しくない、イライラしやすいと感じます。現に、睡眠をとることでストレスホルモンが調整され、感情の安定につながります。
さらには、身体に傷ができた時、トレーニングによって筋肉疲労が起きた時など、細胞の修復や成長を促進して、筋肉や組織の再生が行われているのも睡眠中です。また、しっかりと睡眠をとることで免疫力が強化されるので、風邪や感染症にかかるリスクも下げてくれています。
それくらい心身に影響を与えているため、健康維持には適切な睡眠が必要になります。
-「10時までに寝たほうがいい」「8時間は寝たほうがいい」など、さまざまなことが言われますが、いい睡眠の定義はありますか?
年齢や健康状態にもより個人差があるため、医学的に定義づけることは難しいですが、一般的には7~9時間睡眠が推奨されています。そして、寝つきがいい、夜中に目覚めることが少ない、レム睡眠とノンレム睡眠が複数回繰り返されているということなども大切になります。
とは言いつつ、「ショートスリーパーだから、睡眠は3時間で問題ない」という人もいると思いますので、朝起きた時にすっきりとしている、日中に眠気や疲労を感じることが少なければ、問題はありません。
睡眠障害の要因は複合的
-睡眠は重要だと理解しつつも、「なかなか眠れない」「寝てもすっきりしない」という声も聞かれます。
現代は、成人の3~4割が睡眠のトラブルを抱えていると言われ、その要因は多岐に渡ります。
仕事量が多く疲れているという身体的なことから、仕事のプレッシャーや人間関係によるストレスなどの精神的なこと、シフト勤務で昼夜が逆転しているなどの環境要因も考えられます。なかには、寝具が合っていないなどの睡眠環境によるケースや、カフェインやアルコールの影響といった生活習慣に隠れている可能性もあります。
そして、これらの要因のどれかひとつだけではなく、複合的に作用して睡眠障害が引き起こっていることが多いです。
生活習慣の見直しから始めてみる
-いい睡眠を得るために、意識したほうがいいことを教えてください。
睡眠障害の状態が続くと、体調を崩しやすくなりますし、精神的にも不安定になっていきますので、要因となっている事柄を知ることが大切です。
そのうえで、できることから見直していきましょう。なかでも、生活習慣の改善は始めやすいのではないでしょうか。例えば、カフェインの摂取は午前中までにする、湯船につかるようにする、寝る1時間前から携帯やパソコンを見ないなど、できることから始めつつ、健康維持のために自分に適したスタイルでCBDを効果的に取り入れてみるのもいいと思います。その場合は、ティンクチャーやカプセルなど、経口摂取ができるCBDアイテムがおすすめです。
-CBDを取り入れるメリットにはどんなことがありますか?
現代はストレス社会と言われていますので、その社会で生きる現代人の健康を守り、生活習慣の改善を支えてくれる成分のひとつがCBDです。そして、睡眠は身体を休め、修復や成長を行う時間。そのため、睡眠時間は体内のさまざまな栄養が使われていますので、CBDで栄養を補うことは大切になります。
また、質のいい睡眠を考えるうえで切り離せないのが、健康維持です。健康維持のベースには睡眠があると考えると、リフレッシュに寄り添うCBDは健やかな毎日をサポートしてくれると言えます。