心地いい暮らしを送るスペシャリストたち Vol.27 抽象表現作家 Jane・江口さん
心地いい暮らしを送るスペシャリストたち 2024.11.28
今回の『心地いい暮らしを送るスペシャリスト』は、『ラブフラワーⓇ』を生んだ抽象表現作家のJane・江口さん。
創作拠点である湘南・七里ガ浜エリアで、Jane・江口さんの心地いい暮らしのベースにあるもの、創作のインスピレーション源などをお話いただきました。
自然と物を作り出し、
自然と絵を描き始めていた
抽象表現作家としてご活躍ですが、描き始めたきっかけから教えてください。
きっかけを考えてみたのですが、「これ!」といったことがあったわけではなく、気がついたら物作りを始めていました。現在は、抽象表現者として活動していますが、物作りの出発はアクセサリーだったんです。そこから自然と絵を描くようになっていきました。
描くことが日常生活の一部というか、それくらい自然なことだったんですね。
はい。創作するうえで大切にしているのは、ありのままの自分を表現することです。そこには、ポジティブなこともあれば、弱さや未熟さ、欠点もあって、そのすべてを受け入れたうえで見る人に勇気を与えていきたいと思っています。
だから、日常の中で感じること。例えば、映画を観た時、人との出会いがあった時など、心が動いた瞬間すべてがインスピレーションになっていて、その感じたままを表現しています。
抽象画だけではなく、オーダーメイド作品を描いていることもあって、Janeさんの作品には幅広い印象があります。
僕の創作スタイルには、大きく3つあります。まずは、自己表現やメッセージを込めた作品を制作するスタイルです。僕のモチーフにもなっている『ラブフラワーⓇ』が、このスタイルを象徴する作品です。今までもハートを描くことはあったのですが、思うがまま筆を動かしていた時に偶然生まれたんです。描いた当初は何も思っていなかったのですが、その数年後に「これだ!」と感じて、ラブフラワーと名付けました。
2つ目のスタイルは、依頼者の要望に忠実に応えて描くことです。「こんな絵を描いてほしい」というオーダーをいただいたら、コンセプトや希望などを伺ったうえで、依頼者がイメージしていることを描くようにしています。
そして、3つ目は依頼者の未来像やイメージを描くことです。例えば、「今の自分と5年後の自分を描いてほしい」と言われることがあります。そういう時は依頼者を知らないと描けないので、1時間しっかりとお話をして、僕自身が感じたことはもちろん、「こうなっていたい!」という依頼者の想いも乗せて描きます。
ブランドをイメージして描くこともあって、『エリクシノール』の作品(写真上)の場合は、自然と調和、心と身体のリカバリーをテーマに、環境に配慮した循環型のエネルギーと身体と地球の浄化を青や緑、黄色を用いて質感で表現しました。
すべての感情を受け入れて描きたい
自分自身を表現することとオーダーメイドで忠実に描いていくという、真逆ともいえる表現をしているという創作スタイルは、Janeさんの個性のひとつになっているように感じました。
確かに、そうかもしれないです。僕自身、幼少期から自分を表現することがなかなかできなくて、そういうところとずっと向き合っているので、苦しくもなるし、孤独を感じることもあります。多くのアーティストが抱えている感情だとは思いますが、なかには創作を辞めてしまう場合もあると思います。だけど、僕はそのすべてを受け入れて描き続けたいと思っているので、自然と今のようなスタイルになりました。
創作し続けていくことは、感情との向き合いでもあると思うのですが、その中で意識していることはありますか?
もともと神経が過敏で、繊細なところがあると自覚しているので、リラックスすることを心掛けています。そういう時にCBDアイテムを取り入れているんです。
リンパの部分に塗るとリフレッシュできる
CBDアイテムを知ったのはいつ頃ですか?
約5年前にカフェ『メデルデリ(旧マルゴデリ)』で、『ティンクチャー』と『ロールオン』があることを知りました。その時にいろいろと教えてもらって以来、使い続けています。外出する時はポーチに入れて持ち歩いているんです。
精神や感情を落ち着かせるためにも取り入れますが、幼稚園でワークショップもしているのですが、そういう時は荷物が多くて物理的にも疲れてしまうので、そのケアとしても活用しています。首筋や鎖骨、膝の裏などのリンパの部分を中心に取り入れるとすっきりしていきます。
ラブフラワーを咲かせ続けたい!
創作のサポートアイテムになっているみたいで、私たちも嬉しいです。これからのこともお伺いしたいのですが、挑戦したいこと、叶えたいことはありますか?
たくさんあります!具体的には、オーガニックワインのパッケージや『24時間テレビ』のチャリティーTシャツのデザイン、本の出版、カフェとコラボしてアートと潜在意識のトークショーの開催などなど。
そして、僕の代表作である『ラブフラワーⓇ』には、今生きていることやこれまでの縁、支えてくださった方々に感謝して、地に根をおろして、芽が出て、花が咲き、また新たな愛の輪が広がってほしい。見た人の心にも温かい輪が広がっていってほしいという願いを込めています。なので、世界中にラブフラワーを咲かせたいです!
※ラブフラワーⓇはJane・江口さんの商標登録です。
PROFILE
“ありのままの表現”をテーマに、LOVE・HAPPY・PEACEを描く日本の現代アーティスト。人生の歩みや企業の未来像をキャンバスに表現するオーダーメイドアートを得意とし、多くの著名人からも支持されている。代表作は、華やかで愛に満ちた『ラブフラワーⓇ』。2014年には歌手の田原俊彦さんの公式グッズデザインを担当。現在は、幼稚園でのワークショップや個展、企業ロゴやパッケージデザインなど、さまざまな分野で活動中。Instagram @jane_eguchi
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