各地域のカカオ農園と協業して香り豊かなスペシャルティカカオ豆を生産し、農園からダイレクトトレードで購入した後、製品開発を行っているカカオ原料開発会社です。そして、発酵と焙煎、加工技術を駆使し、メーカーや職人、カカオの香りを楽しむ方のための商品化を行っています。

「誰が作る、誰のためのカカオなのか」「食品としてのカカオをもっと作ってほしい」など、今までは作り手と消費者が分断されていたと感じています。そのようなチョコレートの生産現場において、生産者と作り手の両者が共に発展することで、より豊かなカカオ産業の姿を実現したいと考え、日々取り組んでいます。

スペシャルティカカオとは、風味や香りが豊かで細部にまでこだわって作られている高品質なカカオのこと。世界で流通するカカオの中でも約5％の量しか作られていない、とても貴重なカカオです。

弊社は、インドネシアを中心とした、品質がしっかりと管理された、豊かな風味を持つスペシャルティカカオを取り扱っています。ちなみに、今回『エリクシノール CBD チョコレート』には、コラカ産のスペシャルティカカオを使用しています。

風味的な側面として、コラカ産のカカオ豆はより親しみやすい“チョコレート感”を持っています。その特徴を弊社の焙煎で引き出したことで、エリクシノールさんのチョコレートには最適だと感じました。

エリクシノールさんのCBDチョコレートは、大人がリラックスタイムに一片ずつ丁寧に食べるシーンが想定されると考えました。そのため、ダークはしっかりとボディ感のあるチョコレートを、ミルクやホワイトは甘すぎない香り高い大人のチョコレートを目指しました。ミルクやホワイトは乳製品を使用せずココナッツミルクを使用したことで、その香りも満足感を与えるエッセンスになっていると思います。

また、使用しているコラカ産のカカオ豆は、発酵を丁寧に行った香り高さがあります。その香りを楽しんでいただけるよう、香料を一切使用していないのもこだわりのひとつです。

一般的な脱脂粉乳やクリームではなく、ココナッツミルクを使用するのが初めてだったため、不安がありました。ココナッツミルクを使用するとどうしても重くなりがちなので、チョコレートとの親和性がどのようになるのかが未知でした。

というのも、チョコレートは温度調整をしながら、見た目や食感など最適な形にしていくことが大切です。今まで使ったことがない素材を入れたチョコレートを使用した作業にはスキルが必要だったのですが、試行錯誤を繰り返した結果、とてもおいしいチョコレートに仕上がり安心しました。

▼ダーク
仕事中、緊張で疲労感を感じた時、緊張を取り除くと共に頭もシャキッとさせたい場面で、コーヒーと共に摂取していただくと、ストレスの軽減や気持ちを落ちつかせるサポートが期待されます
▼ミルク
休日のおやつに、ミルクティーなどと一緒に楽しんでリラックスモードで過ごしたい場面で召し上がっていただくと、穏やかな午後のひと時をお過ごしいただけると思います
▼ホワイト
ホワイトチョコレートは甘くクリーミーで、CBDのリラックス効果も相まって穏やかな朝の始まりに朝のエネルギー補給として最適です。フルーツなどと一緒に、またはホットチョコレートとして楽しむことができます

リラックスしたい時に一片ずつ、カカオの風味を感じながら食べていただきたいです。スペシャルティカカオとCBDの相乗効果を感じていただけると思います。

PROFILE
岡麻衣子さん
外資系投資銀行に勤務後、『日本菓子専門学校』で学び、製菓衛生師の資格を取得。『ダンデライオンチョコレートジャパン』の初期メンバーとして製造やチョコレートの風味の開発に従事しつつ、プライベートで各地の農園に赴く。チームでもっともカカオを愛し、風味の設計を一手に任される。2020年『ICAインターナショナルチョコレートアワード世界大会 チョコレートドリンク部門』で銀賞を受賞し、2022年に開催された同大会では世界最高得点で金賞を獲得。『フーズカカオ』ではプロダクト責任者を任されている。