• LINE
  • X (旧Twitter)
  • ins
  • contact
  • TOP>
  • JOURNAL>
  • 心地いい暮らしを送るスペシャリストたちVol.15 ナチュロパス 松本なみさん

JOURNAL

心地いい暮らしを送るスペシャリストたちVol.15 ナチュロパス 松本なみさん

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • LINE

心地いい暮らしを送るスペシャリストたちVol.15 ナチュロパス 松本なみさん

心地いい暮らしを送るスペシャリストたち 2023.02.08

『心地い暮らしを送るスペシャリストたち』10回目となる今回は、オーストラリアでハーブやアロマ、フラワーレメディなどの植物療法士であるナチュロパスとして活躍する松本なみさんにご出演いただきます。

オーストラリアでのセルフケアや日々の暮らしの中で心掛けていること、CBDの活用法などを伺いました。

日本ではあまり聞きなれない、ナチュロパスについて教えてください。

ナチュロパスは自然療法士です。健康問題を抱えた人たちの健康相談に乗り、お薬ではなく、なるべくナチュラルなものを使って、例えば、栄養療法やサプリメーテーション、メディカルハーブ、ホメオパシー、フラワーアレメティーなどを用いながら、その人のあるべき健康状態に戻していくお手伝いをする仕事です。

私が暮らすオーストラリアには、薬局や医療クリニック、医師とともに複合医療施設など、さまざまな場所でたくさんのナチュロパスが働いています。

なみさんがナチュロパスになろうと思ったきっかけはありましたか?

小さい頃からアレルギー持ちで、いろんな病気になっていたんです。週に2回は耳鼻咽喉科に通っていて、そんな生活を20歳くらいまで続けていました。どんな薬を処方されても治らないし、一生アレルギーとは付き合っていくものだと思っていたんですが、そんな時に自然療法というものがあると聞きました。

まずは、アロマテラピーの学校に通い始めたのですが、その時の先生にハーブを使って身体を治す方法があると聞いて、ワーキングホリデーを利用してオーストラリアに渡りました。そこでナチュロパシーという学問があると知り、「これが私のやりたいことだ!」と。

それまでにもさまざまな運命的な出会いがあったんです。オーストラリアのNSW州にあるシドニーからバイロンベイに初めて旅した時、電車で隣の席に座ったおじさんがナチュロパスで、約10時間の移動の間に「ナチュロパスとは……」という話を聞いたり……。その当時、オーストラリアでナチュロパシーの学位が取れるのが、NSW州にあるサザンクロス大学だったのですが、バイロンベイにある大学だったんです。電車でナチュロパスのおじさんの隣に座って、バイロンベイに着いたらナチュロパシーの勉強ができる大学があるなんて聞いたから「これは運命?」と。当時23歳だったのですが、この時に「私はいつかナチュロパスになって、バイロンベイに住むんだ」と決めたのを覚えています。

運命的な偶然が重なったんですね。具体的にナチュロパシーとはどんな方法になりますか?

ナチュロパシーはいろいろと組み合わさっています。栄養療法もフラワーレメディーも、ホメオパシーも、と使います。
メディカルハーブも漢方も、西洋ハーブも、アーユルヴェーダーのハーブも、アボリジニ―のハーブも使います。総合的にハーブを使って治療していくのがナチュロパスです。

ハイブリッド型というか、ミックスして化学反応でさらによくなるというか……。

そうですね。シナジーという言葉がありますが、本当にいろんなことの相乗効果です。栄養療法、メディカルハーブの力を借りたり、すべての相乗効果で身体をよくしていくというイメージです。

ナチュロパスから見るとCBDはどのように捉えられていますか?

一番注目されているメディカルハーブの成分という認識です。ただ、オーストラリアでは医師の処方のみという形になるので、お薬扱いになります。ナチュロパスはCBDを取り扱えません。

そう考えると日本で気軽に買えるのはすごいことですね。

すごくうらやましいです。オーストラリアでも、もう少し気軽に取り入れられるようになってほしいと思っています。

オーストラリアでは、CBDを健康習慣のひとつとして取り入れるのは難しいとは思いますが、普段はどのようなセルフケアをしていますか?

私が住んでいるバイロンベイはビーチタウンでウォーキングやジョギングなどにとても適している町なので、朝日を見ながらの運動を週に3~4回行っています。

朝日が昇る前に起きて灯台まで約1時間のビーチウォーキング。灯台に到着したら朝日を拝んで、1日をスタートをさせるのが一番のセルフケア法です。

やはり、運動・睡眠・栄養が大事だと思うので、この3つの柱を崩さないようにツールを用いながらセルフケアをしています。そう考えると、やはりCBDオイルの存在はありがたいですよね。日本で過ごす時は常に持ち歩いています。

関東圏で生活しているととてもペースが速いので、常に交感神経が優位で休む暇がないというか、心が忙しない。そうすると自分の心も頭も休ませるのがすごく難しいと思うので、ある種、強制的に休憩させてくれるのがCBDオイルだと思っています。

頭の中がパンパンなのは、決して効率がいいわけではないですよね。頭がすっきりした状態のほうが効率がよかったり、仕事がはかどったりするので、移動の時にCBDオイルを取り入れたりします。CBDオイルを摂ると、ゆったり落ち着く感じがあります。

CBD製品はどのタイプを使っていますか?

ティンクチャータイプをいつも持ち歩いていますが、『CBDナノパウダー』をバッグの中に入れておくようになりました。

私は気性が頑張り屋なので、頑張りすぎちゃうんです。そんな時に『CBDナノパウダー』飲むようにしています。私の場合は、睡眠のためにというよりは、もうひと頑張りしたい時に取り入れることが多いです。

今回、約3年ぶりに日本に帰ってきたのですが、滞在中はCBDが役立っています。手放せないアイテムだなと。バイロンベイの家のベランダにスイングチェアがあるのですが、その裏庭がジャングルみたいなんです。そのイスに座ると瞑想状態になれるように、CBDを摂るとその状態に戻れる感じがあります。たとえ、電車の中でも。まさにお守りアイテム!

CBD以外でのマストアイテムはありますか?

エキナセアのチュアブルとプロポリスの喉スプレー。あとは、小瓶にハチミツを入れて持ち歩いています。移動が多いと食べる時間がなかったりするんですが、でも駅弁とかは食べたくないという時に、血糖値を下げないためにもハチミツをなめたりしています。

免疫力という意味でもハチミツはいいですね。セルフケアは自分を大切にすることにもつながりますよね。

そうですね。第一歩としては、自分に休む許可を出すことだと思います。

自分に休む許可を出す。これはキーワードですね!

例えば、何かの治療をしている時期や体調がよくない時でも、「会社に迷惑をかけたくないから仕事に行っている」という人もいると思います。でも、休まないと身体の修復は行われないです。

副交感神経のスイッチがオンになることで体の修復が行われるので、ずっとGOの状態、交感神経が優位の状態だと身体の修復ができないまま走っていることになります。会社に迷惑が掛かるというマインドセットの場合は、休むことに対して罪悪感を抱かないことが一番重要なのかもしれないです。

確かに、2023年は自分に休む許可を取るということがテーマになりそうです。

そうですね。私の話でいうと、明日、プレゼンがあるんですが、その資料作りが終わっていないんです。マインドが忙しいと効率が悪くなるから、もっとCBDを活用すればよかったと非常に反省しています。やはり脳をゆっくり休めないと、まずは脳に休養を与えることが必要だったと。ひとまず、プレゼン前にはCBDオイルを飲みます(笑)。

CBDオイルが苦手という方は、ティンクチャータイプだったらコーヒーや紅茶、スムージーなどに入れると飲みやすくなると思います。あとは、『CBDグミ』を試してみるのをおすすめします!口に入れるのが苦手という場合は、キャリアオイルに混ぜて肌に塗布するのもいいと思います。

PROFILE
ナチュロパス 松本なみ
オーストラリア・バイロンベイ在住。診療相談や執筆活動、健康や美容をテーマにした講演会などを世界各国で行っている。『Alinga Organics Australia Pty Ltd』を経営、オンラインショップ『holistic place』を展開。
Instagram @naturopathnami